インターン便り(鈴木 理奈:ワシントン大学)
- HBCC

- 7月23日
- 読了時間: 4分
更新日:7月24日
シアトルへようこそ

シアトルはアメリカ合衆国北西部に位置するワシントン州の主要都市です。日本からは飛行機で約9~10時間かかります。街は山々、湖、森林など、美しい自然に囲まれています。夏は涼しく、冬は雪が降りますが、空気と水は非常にきれいです。アメリカで最も住みやすい都市の一つとして知られています。
シアトルには、有名なスペースニードルという高いタワーがあります。まち全体を見渡せる人気の観光スポットです。また、パイクプレースマーケットという歴史ある市場もあり、新鮮な魚や野菜、手づくりのクラフトや地元のおみやげなどを買うことができます。
スターバックス1号店があるのもシアトルで、コーヒー文化がとても盛んです。まちの中には、たくさんのカフェがあり、ほとんどの角に1つあるような感じです。
ワシントン州全体を見ると、いろいろな自然の風景があります。たとえば、海のそばのごつごつした岸、広い森、雪のある山、農地、ぶどう畑などです。州の東の方はワインで有名で、おいしい地元の食べ物や飲み物もたくさんあります。また、先住民族(ネイティブ・アメリカン)の人々も住んでいて、今でも伝統や文化を大切にしています。
冬になると、ワシントン州はスキーやスノーボードを楽しむのにとても良い場所になります。シアトルから車で行けるスキーリゾートがたくさんあり、たとえばクリスタルマウンテン、スティーブンスパス、スノコルミーのスキー場などがあります。山の景色はとてもきれいで、ふかふかの雪と、初心者から上級者まで楽しめるコースがあります。冬が好きな人にとって、外で遊ぶのにぴったりのアクティビティです。
兵庫の人がシアトルやワシントン州を訪れると、新しい発見や出会い、学びのチャンスがたくさんあるでしょう。自然の中を歩いたり、まちを探けんしたり、人と出会ったり、文化にふれたりして、きっとすてきな思い出ができると思います。
スキーについて:
シアトルの冬は、私にとって一番好きな季節です。シアトルで育った私は、毎週家族と山へスキーに行っていました。スキーの後には、山小屋でホットチョコレートを飲むのが楽しみでした。雪で冷えた体を温めながら、家族でその日の出来事を語り合う時間は、今でも私の宝物です。スノコルミーという場所にあるロッカースキースクールは、当時スキー場での差別を受けていた日系アメリカ人が、自分たちの居場所を作るために立ち上げたスキースクールです。その精神は今も受け継がれており、私たちも多様性と団結の大切さを学びました。私と兄は小さい頃からこのアカデミーでスキーを習い、今は二人ともインストラクターになりました。
スノコルミーは市内から車で約1時間とアクセスが良く、初心者から上級者まで楽しめる多彩なコースがあります。一方、クリスタルマウンテンはワシントン州最大級のスキー場で、広大なゲレンデと本格的なパウダースノーが魅力です。
晴れた日は、 マウントレーニアの絶景が広がり、日本と違う感じの経験です。日本のスキー場では温泉や旅館の文化がありますが、シアトル周辺ではスキー後に友人たちと
キャンプファイヤーをしたり、現地のカフェで地元のコーヒーを楽しむのが一般的です。雪の積もった木々の間を滑ると、まるで絵本の中に迷い込んだような気分になります。特に朝一番の静かなゲレンデで、まだ誰も通っていない雪の上を滑る瞬間は格別です。
このような経験を通して、私は自然を大切にする心や、困難を乗り越える力を身につけました。今ではその思いを次の世代に伝えるために、インストラクターとして子どもたちにスキーの楽しさを教えています。






















コメント